日本はどんな国?日本で介護の仕事をするには?
日本の基本的な情報や、介護の仕事をするための4つの在留資格などを紹介します。
介護の仕事をするには、4つの在留資格があります。2008年にはじまった「EPA」(Economic Partnership Agreement〈経済連携協定〉)、2017年にはじまった「介護」と「技能実習」、2019年にはじまった「特定技能」です。
EPA | 介護 | 技能実習 | 特定技能 | |
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在留資格 | 「特定活動」 | 「介護」 ※4 | 「技能実習1〜3号」 ※7 | 「特定技能1号」 |
制度の目的 | 介護福祉士の国家資格を取りたい人を受け入れる/日本がほかの国と協力しあう | 専門的な分野や技術的な分野に外国人の労働者を受け入れる | 日本の技能をほかの国に伝える | 専門性や技能をもっている外国人を受け入れて、労働者を増やす |
実施している国 | インドネシア・フィリピン・ ベトナム | 制限なし | 制限なし | 制限なし |
日本に滞在できる期間 | 4年(資格を取れば制限なし) | 制限なし | 最長5年※8 | 最長5年※8 |
一緒に行ける家族 | 家族(配偶者・子ども)※1 | 家族(配偶者・子ども) | なし | なし |
日本語能力 | N3 ※2 | N2 ※5 | N4 | CFER A2、介護の言葉がわかる※10 |
母国での介護知識・経験 | 看護学校の卒業生 or 母国で介護士 | 個人による | 監理団体による | 一定の知識・技能がある※11 |
介護福祉士国家試験の受験義務 | あり ※3 | あり ※6 | なし ※9 | なし ※9 |
受け入れ調整・支援機関 | JICWELS(公益社団法人国際厚生事業団) | なし | 監理団体 | 登録支援機関 |
在留資格の種類によって、介護の施設で働くまでの流れが違います。「EPA」と「介護」は、介護福祉士の国家資格を取ればずっと日本で働くことができます。「技能実習」と「特定技能」は自分の国に帰って、日本で身につけた技能をいかすことができます。